バランス・歪み
2020/01/01
全身に影響する噛み合わせ s
【全身に影響する噛み合わせ】
『噛み合わせ』では、歯並びの善し悪しだけでなく、上下の歯の噛み方や顎をなめらかに動かせるかなどが重要です。『噛み合わせ』は人の身体にとって非常に大切なものです。1本の歯の当たり方次第で、負担を感じたり、姿勢が変化してしまうこともあるのです。つまり、『噛み合わせ』が悪いと体に悪影響を及ぼすことになるのです。『噛み合わせ』は、単に咀嚼(そしゃく)が出来ればいいというものではありません。噛むことによって全身の健康にどういう影響が出るかも問題です。『噛み合わせ』が自分に合っていないと、様々な障害が体に生じます。頭痛、肩こり、腰痛はもちろんのこと、体が歪む事によって色々なところに余計なストレスがたまり、筋肉のこりや、血管や神経の圧迫が引きおこされます。 噛むたびに頭がゆらされてしまう状態の人もいるのです。
噛み合わせの面を地面と水平にするには、頭を支えようと首、背骨、腰などに負担がかかり歪みが生じてしまいます。また、この頭を傾けて顎をずらした状態から開閉口運動や咀嚼運動を行なおうとします。常に顎がずれている状態から前後左右に運動させると顎関節にかかる負担も増大してしまいます。
姿勢を正しくしているときの噛み合わせを再現し、噛み合わせの圧力を利用することで積極的に頭蓋骨や脊柱の歪みを改善しながら生体(全身)と噛み合わせ(咬合)の再構成を目指します。 治療には必ず検査・診断が必要です。レントゲン、模型、口腔内写真、顔貌写真等の資料をつくり、総合的な判断が必要です。