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2020/01/01

小児矯正治療 h2

🦷 小児矯正治療
歯並びが決まる要素として、・歯の大きさ・顎の大きさ・歯の生える位置があります。さらにこれらは、生まれ持ったものと生活習慣によるものによって、歯並びが決定されていきます。
① 生まれ持ったもの(遺伝)子どもの顔かたちが親に似るように歯の大きさや顎の関係(大きさや受け口など)が親から子どもへ受け継がれる可能性がある事がわかっています。② 後天的な要因(環境)大きくなっても指しゃぶりをやめなかったり、 舌を出してしまうなどのクセで歯を外へ 押し出してしまったり、虫歯などで歯を抜いたままにしたことが原因で歯並びを悪くすることもあります。また、最近では食生活の変化により、顎の骨の発育が悪くなり、歯ならびを悪くしているという指摘もあります。
🦷 小児矯正治療のメリット
子どものうちの歯並び治療は、歯のはえかわりや、あごの骨の成長を利用する事のできる時期です。この時期に適切に歯並び治療を始めることにより、得られるメリットは以下のようにたくさんあります。
① 歯を抜かずに治る可能性が高まる装置を使用しあごを広げて成長を促すことで、永久歯の生えるスペースを確保し抜歯の可能性を減らすことができます。成人矯正治療では歯が並ぶスペースが不足しているため、永久歯を抜歯しスペース確保が必要な場合が多く、小児期から矯正治療を行う事により歯を抜かずに治る可能性が高くなります。② 永久歯を初めから理想的な位置に乳歯を抜くタイミングや乳歯の形を整えたりする事により、悪い方向にはえる可能性のある永久歯を初めから良い位置にはえさせ、きちんと物をかむことができ、良いかみ合わせにすることができます。③ あごの位置を補正するあごの位置にゆがみがあり、かみ合わせが不正になっている場合、放置する事でズレの程度が強くなることがあります。小児期では、かみ合わせを治すことによりズレたあごの位置を改善しやすく、さらに成長が残っている段階で改善してあげる事により、顎の正常な成長を促進します。④ 後戻りしづらくなる矯正治療後に装置を外すと、歯は元のガタガタの状態に戻ろうとします。それを「後戻り(あともどり)」と呼びます。小児期に治療をしその後骨格の成長が終わることで、歯が良い位置に安定し、顎の成長をバランスよく保つ事により、後戻りを最小限に抑えることができます。⑤ きれいな歯の形を維持できる歯並びの悪いまま永久歯がはえてしまうとその状態で食事をするので、予期せぬところで歯と歯がぶつかりすり減ってしまいます。早期に歯並びを治す事で、はえ変わりの時期の悪いかみ合わせを原因とする極端な歯のすり減り、顎への負担を減少させます。

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