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2020/01/01

不正咬合(開咬) h

🦷 不正咬合(開咬)
開咬とは、口を閉じた状態で奥歯は噛み合っているのに前歯が噛み合っておらず、常に上下の前歯が開いている状態のことをいいます。別名「オープンバイト」とも言われます。奥歯でしっかり噛んでいるときでも上下の前歯同士が接触しないのが特徴で、隙間が空いてしまいます。
開咬の主な原因は、① 顎の骨の形態に問題があり、顎の成長とともに進行する(遺伝的な原因)② 呼吸器系疾患による口呼吸(後天的な原因)③ 指しゃぶりや舌癖(後天的な原因)が挙げられます。
開咬は前歯が閉じないため、見た目だけでなく様々な問題を引き起こします。・食事の問題前歯で食べ物を噛み切るのが難しいのが大きな問題です。噛み切るのに不自由をすると、しっかり噛まないまま飲み込んでしまうクセがつき、胃腸に負担がかかります。場合によっては、胃腸障害を起こすこともあります。・発音の問題常に上下の前歯に隙間ができているため、話をするときに息が漏れて不明瞭な発音になってしまいます。特に、サ行・ザ行が聞き取りにくい発音になってしまいます。・ドライマウス開咬の方は唇を閉じにくく、開きがちになります。唇が開いている時間が長いと、ドライマウス(口のなかが常に乾燥した状態)になり、唾液の分泌量が減少します。そうなると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭を招きやすくなります。・その他のトラブル前歯が噛み合わないため、常に奥歯で物を噛みます。そうなると、顎の関節・筋肉も疲労しやすいため、顎関節症になる確率が高くなります。また、奥歯に必要以上の負担がかかるため、奥歯の詰め物・被せ物が外れやすくなったり、奥歯が破折したりするケースもあります。

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