メタルフリー歯科治療の必要性
金属アレルギーが大きな理由になることは間違い無いですが、それ以外にも歯科用金属の使用による問題があります。
電磁波の影響
電磁波が身近に存在している上、歯の金属がアンテナとなって、周りにある電磁波の影響をより強く受けている可能性があります。
電磁波をあびることが原因で、頭痛や吐き気を感じる諸症状は「電磁波過敏症」と呼ばれています。
―電磁波過敏症のおもな症状―※米国のウィリアム・レイ博士による分類
(1) 目の症状…見にくい、目が痛い、目がうずくなど
(2) 皮膚の症状…乾燥する、赤くなる、できものなど
(3) 鼻の症状…鼻づまり、鼻水など
(4) 顔の痛み…顔がほてる、むくむ、水泡、ヒリヒリする
(5) 口の症状…口内炎、メタリックな味がする
(6) 歯や顎…歯や顎の痛み
(7) 粘膜の症状…乾燥、異常な渇き
(8) 頭痛…単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
(9) 疲労…異常な疲れ、集中力の欠如
(10) めまい…気を失いそうな感覚、吐き気
(11) 関節痛…肩こり、腕や関節の痛み
(12) 呼吸…呼吸困難、動悸
(13) しびれ…腕や足のしびれ、まひ
ガルバニック電流
歯の金属の間に電流が起こり、頭痛や肩こりの原因となることがあります。
金属の詰め物がある奥歯で、アルミはくを噛んでみてください。
銀紙や金属スプーンを噛んでしまったときにも同じ感覚になると思いますが、ピリッとしたり、いや~な感じがするのではないでしょうか。
このときのいやな感じや痛みの原因が、電流です。口の中で発生する電流は専門用語で「ガルバニック電流」と呼ばれていて、体にいろいろな異常を起こすと言われています。
特に口の中に種類の違う金属が入っていると、唾液によって伝導性が高まって電流が流れやすくなります。ガルバニック電流が発生すると、脳からの指令が混乱してしまいます。ちょうど、精密機械が妨害電波で誤作動する現象とよく似ています。
その結果、体の痛み、疲れ、不眠、イライラといった様々な神経症状を引き起こしますが、ほとんどの方はガルバニック電流が原因と気付かないまま、自律神経失調症や更年期障害と診断され、不快な症状が続くことになります。